2005年2月の独り言

1(火)晴れ。しかし寒っ!!

おとといの夜に39度の熱が出まして、昨日は仕事を休んで病院へ行って薬をもらって、一日中寝まくっておりました。ゆうべはまだ頭痛がひどくて、今日復活できるかどうか不安だったのですが、今朝起きたらもう頭痛も身体のだるさもありません。肩の後ろから背中にかけてのイタ重い感じもとれて、スッキリです。身体が軽いって、素晴らしいですね!!例年にない忙しさもあって、相当身体にコタエていたのが熱になって出たのでしょう。気をつけましょう。はい。。
肝心のアンサンブルコンテストでは、「Sotto voce」は初出場で銅賞を受賞。これはまた素晴らしい!彼女たちは素顔も舞台でも、伸びやかで生き生きとしています。それぞれ家庭の奥さんだったり、大変なお仕事をされていたり、きっと悩み事もあるのでしょうが、それを人には押しつけず人付き合いもサラッとしていて、一緒にいても息苦しくなったりは一切しませんでした。本番を終えて気が抜けた途端に、自分の身体の具合が良くない事がはっきりしてきて、寄り道もせず真っ直ぐ帰宅。今回は代打の切り札(!)として弾きに行ったので、次回一緒にできるのはいつになるかわかりません。でも楽しい舞台でした。ありがとうございました。
さぁ、完全復活だ!2月もいろいろあるけど、身体に気配りしながら頑張るぞ!


3(木)晴れ、時々くもり。やっぱり寒い。

昨日、高校時代からの友人山田姫の「大学院2年間よく頑張ったね食事会」を、最近お気に入りのレストラン「de bon coeur」で開きました。彼女はずっと学業や演奏会などで忙しくしていたので、もう長いことゆっくり話をしていなかったのです。聞けば、年明け(ウチでの新年会)から今までに随分いろいろあって大変な思いをして頑張っていたようです。その甲斐あって、修士演奏では「今までになく自分の思いをのせて演奏できた。今の私にあれ以上の演奏はできない」との事。清々しい表情でそう言い切っていました。きっと彼女の中に、求めていた何かが確かに積み重なったのだと思います。師匠からも「今まで聴いた中で一番音楽的だった!」とお褒めの言葉があったのだとか。素晴らしい!!
そして、今日はにらもやし家の3回目の結婚記念日であります。実家の母と、多治見の母から「おめでとう」と電話がありました。平日という事もあって、我々は夕食くらいちょっとお祝いっぽくしようと、京都にあるお気に入りのお寿司屋さんに食べに行きました。美味しかったー!記念日にちょっと外に出かけて、「これからもヨロシク」てな事を言いながらビールで乾杯。大切だと思える人が周りに何人かいてくれたら、「宝くじ一等が当選!」とか大きなびっくりするような幸せは要らんかもなぁと、なんだかつくづく思いました。


6(日)くもり、かな。昨日よりは寒かった。。

私の幸せのひとつは、小さなコンサートでも大きくても、人の心の中にいい風を吹かせる事です。小学校公演で「となりのトトロ」を弾く時も、コンサートで合唱の大曲を伴奏する時も、室内楽の難しい曲を演奏する時も、誰かの心にふっと何かを吹き込むような音で心地のよい空間を作りたい。そして、共演者が「この人とまた一緒に何かしたいなぁ」と感じてくれたり、聴衆が笑顔で帰途について下さったなら最高です。
今日はひとつ、小さなコンサートで伴奏を弾いてきました。演奏を終了後ソリストがいい顔をしていたので、ホッとしています。そして今日、またひとつあるご縁でお仕事が増える事になりました。去年出会った人達が、今年も私と一緒に何かやりたいと思ってくれたようです。嬉しい事です。是非いいもの作りたいなぁ。詳細は、近々放浪予定にて発表しまーす。


7(月)くもりのち雨。雨の中帰るのは久しぶり。

午前中、先週お休みを頂いた(2/1の独り言参照)サクレの練習に参加して、一緒に歌う無伴奏曲の練習があまりに楽しくてその場を去りがたかったのですが、午後の学校公演のために途中で抜けて京都へ。
今日は「こころの師匠(せんせい)シリーズ」の学校公演の最終日(第7回八幡市立橋本小学校)。7回を通して、小さなハプニングや行き違いはありましたが、おおむね順調に公演を終える事ができたように思います。 元気のいい子は勿論こちらにも反応がわかりやすくて、素直に喜んでくれているのが嬉しかったのですが、よーく見ていると、知っている曲を小さな声でも最後まで歌ってくれる子や、質問はしなかったけれど不思議に思う事があるのでしょう、帰りがけにマリンバを遠まきにじーっと見つめる子、「ありがとうございました。。」と照れくさそうにピョコンとお辞儀をして帰る子、下駄箱の所で先生に「どうやったぁ?」と聞かれて「すごかったぁ!」と大きな声で返しながらも逃げるように走って帰る子。どの学校にもそんな子がいました。まだ自分の気持ちを整理して人に伝える術をもっていない子たちがたくさんいます。できるだけ押しつけずに、わき起こる気持ちをくんであげたいと思います。よくわからない思いを急かさずに、でも押さえつけたり否定せずに、自然に芽吹いて育つのを待ちたいと思います。そして、彼らが公演の事を楽しく思い出してくれていたらいいなぁ。。


12(土)くもりがちで、ちと寒い。

最近、愛用のパソコンの具合がよくありません。画面が突然ピンク色に変わってしまうのです。これを書いている間も、時々ジワーッとピンクがかってきて、そしてパタッと全体がピンクになるのです。で、すぐにデスクを叩いたり、本体を叩いたりすると、パッと元の色に戻ったりします。昔のテレビみたいに(苦笑)。嘘みたいですけど、今も時々「バンッ!」とやってます。放っておくと戻らなくなる時があります。でも中身が壊れてしまった訳ではないので、メールの送受信はできるし、インターネット接続も問題ありません。ただ画面がどうにも読みづらく、無理してそのまま操作していると目が痛くなるのです。今日これから仕事なのですが、帰りにパソコン屋さんに寄って、これと同じCRT(ブラウン管)タイプにするかはたまた液晶にするか、実物を見たり触ったりしながら考えたいと思います。これを使って仕事をしている訳ではないけれど、今やすっかり私の大切なかしこい弟(?)みたいになりました。次の日記は、新しい弟の紹介かな。


13(日)くもってまーす。

明日に谷混のフェアウェルコンサートを控えて、昨日14時から18時までその練習がありました。で、帰りに京都駅前の電気屋さんで買っちゃいました、新品モニター!非常にいいです。今までかわいがっていたモニターは、ダンナのお友達が譲ってくれた物で、CRT(ブラウン管)タイプのデスクトップだったのです。今度のモニターは、液晶タイプのブラックモデルが男前な感じで(笑)、しかも17インチの大画面な感じが広くて見やすくて最高です。薄型だし、机が広くなったのも嬉しいなぁ。店頭で見た時は予算オーバーだったので諦めていたのですが、ダンナがたまたまそこのお店のメンバーカードを持っていたので、表示額よりなんと¥15000も安くなりました!きゃーっ!素晴らすぃー!!4時間ピアノ弾きっぱなしだったにもかかわらず、疲れも吹っ飛ぶ感じで、帰ってすぐに接続させて起動させてもう大活躍です。それにしても、今まで使っていたモニターは、ワタクシのパソコン入門から今までを本当によく支えてくれました。感謝。。


15(火)雨が降ったりやんだりの一日。

昨日、大谷大学混声合唱団のフェアウェルコンサートがありまして、毎年の事ながらたくさんの曲を伴奏して卒団生を送り出してきました。今回も皆いい表情で、どの学生も心から仲間とのひとときを楽しんだ様子でした。昨日一日は大学合唱生活の締めくくりだったけれど、音楽生活は終わらなきゃいけない訳じゃないので、それぞれの方法で楽しんでいってほしいと思います。一般団に入るも良し、聴く側にまわるも良し、他の楽器を始めるのも良し。でも、打ち上げでも言った事なのですが、音楽の何が素晴らしいって「心の中で楽しめる」って事なんです。大好きな映画「ショーシャンクの空に」の中にもそういうくだりが出てきます。収容所の中で過ごす過酷な毎日の中、主人公はある時、放送室からモーツァルトのオペラ「フィガロの結婚」のレコードを無許可で流すのですが、その瞬間に収容所にいる全ての人がその音楽に魅了されます。このシーンは、映画中で私の好きなシーンのひとつです。この事で彼は罰せられますが、そんな中でも「僕の心の中にはモーツァルトがいつも流れているんだ。」と嬉しそうに言うのです。
目では見えない、手では触れられない、でも確かに心に残るものが世の中にはたくさんあります。合唱に出会って魅せられた人達は、もう既にそれを手にしているも同然でしょう。しかも思い出を共有する仲間もいるんですから!卒団する彼らに、さらにいい出会いがたくさんありますように。。


19(土)朝からずっと雨。。

ここのところ毎日、違う演奏会の合わせにいろんな場所に出かけています。今朝は明日本番のキアーラ・サクレのジョイントの通し稽古、昨日は11時から17時まで27日本番のフルートの演奏会の合わせ、しかもその後京都に出て21時まで楽友合唱団の練習でした。オフシーズンにもかかわらず、毎日が演奏会前の緊張の連続というか、本当に行く先々でかなりの集中力が要ります。正直しんどい事もありますが、これができるかできないかで仕事量が決まるので、全く手が抜けません。体力維持の秘訣はとにかく睡眠!!
でもそんな中、先日通りすがりに思いつきで買ったスクラッチ宝くじ10枚。うち2枚が¥100の当選、もう1枚はなんと¥10000当たっていたのです!¥2000の投資で¥8200の儲け。。我ながらちょっとツイてます。当たった宝くじをダンナにあげたのですが、そのまま「iPod shuffle」に変身しました(笑)。今もとなりで大喜び中です。一瞬チューインガムかと見まがうような外観ですが、120曲くらい入れる事ができるのです。私のiPodじゃないけど、当たった時の喜びは独り占めしたので、一緒にご褒美をもらった気分です。
明日のジョイントコンサートでは、私もイッチョカミで歌います。木下牧子さんの曲の中でも特に好きな「春は来ぬ」、そして「祈り」。あぁ、早く舞台で歌いたいー!


21(月)久しぶりに晴れ。寒いけど。。

おととい夜、KCクローバーの演奏会がいずみホールで開催されました。本番前日だったので、ちょっと迷った事もあったのですが、飯沼さんが指導されている団だし初めて演奏を聴かせて頂く機会でもあるので、ダンナと一緒に出かけました。和音のハモリや高音での音色など気になる点もありましたが、一言で言えば「品は良く、でも決して冷たくない神戸エレガント」!特に、日本語の扱いは嫌味のない鮮明さがあって好感を持ちました。それに、客演の畑儀文さんや飯沼さんの独唱も聴かせて頂けて、お二人とも指揮者としてもソリストとしても本当に魅力的な方だと再認識し、また熊谷さん・ステファンさんご夫婦を交えたステージでは、ゆったりとふくよかな音楽とお話で、心にしみ入るものがありました。「来てよかったね」といい気持ちで帰宅しました。
そして昨日、アンサンブルキアーラとカンティサクレのジョイントコンサートが終わりました。私としては今回伴奏は1曲のみでしたが、無伴奏ステージでは団員さんに混じって歌う事になっていたので(お揃いの衣装も作ってもらいました!)、それがかなり楽しみだったのです。自分でも驚くほどリラックスして、会場中を見回し、知り合いの人達の顔を見つけたりしながら、のびのび歌えました。本当に楽しくて仕方なかったのです。演奏会が終わり荷物を片づけていると、ステージマネージャーの藤田さんに「紹介したい人がいる」と呼ばれ「誰かなぁ」と出ていくと、合唱指揮者の伊東恵司さんでした。わざわざ私に会いたいと楽屋まで来て下さったのです。本当に嬉しい事です。そして、多治見から両親も駆けつけてくれたので、打ち上げに少し顔を出した後、ダンナも合流して4人でご飯を食べに行きました。団員さんたちと盛り上がり過ぎたので、ここではあまり飲んだり食べたりできなかったけれど、この4人でいるとホッと安心できて気持ちがいいのです。安心と言えば、譜めくりはいつもの佳子ちゃんにお願いしました。安心して弾く事に集中させてくれる、数少ない譜めくりストです。当日になって、他の無伴奏ステージでの最初の音取りを急に頼まれたりして、最終的には誰より多く舞台に出ていました(!)。彼女のサポートはいつも大きな力を貸してくれます。こうして、またあらためていろんな人に感謝するばかりです。。


25(金)今のところ晴れてます。

おととい、メディックスのフェアウェルコンサートがありました。今年卒団するのは女声部3人と男声部6人で計9人(当日出演したのは8人)。卒団生のみで演奏する本編30分ほどの小さなコンサートですが、思い出がいっぱい詰まった、聴く在団生たちにも伝わりやすい選曲でした。1曲をのぞいて全て伴奏付きで、前日にも合わせに行ったので、卒団生と別れを惜しむ時間が余分に持てたのは良かったなぁ、と思っています。
お忙しくて来られなかった諸先生方に代わって、心を込めてピアノを弾いた後、打ち上げにも参加。ここでは在団生ともいろんな話ができて、楽しいひとときでした。「寂しくなるなぁ」と感傷に浸る人、就職活動の話を聞き将来に希望と不安を覚える人、サークルでの苦労話に花を咲かせる人など、居酒屋の中はさまざまな話題が渦巻いていました。こんなにたくさんの人と本当に呼吸を合わせなきゃできない事をするなんて、合唱する事くらいだもんなぁ。ヤな事もあっただろうけど、きっとまだ気づいてない大切な事たくさん学んだはずです。団から離れても、どうか幸せに生きていって下さい。そして、また会いたいので遊びに来るように!

翌月(2005年3月)の独り言はこちら

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