2007年10月の独り言 |
1(月)曇り。昨日よりはヌクい。 昨日は冷えましたねぇ。皆様、ちゃんと衣替えやお布団干し、してましたか? 日曜日に予定されていた姪っ子の運動会、パパは週末も仕事で単身赴任先から戻って来れず、ビデオ撮影する妹の横でチョロチョロするだろう甥っ子の遊び相手をするために、神戸の妹の家まで土曜日から泊まりで行ってきました。結果的には雨が降ってしまって延期になったのですが、代替授業は午前中だけで帰って来たので、用意したお弁当を皆で食べて、彼らともゆっくり遊んで、楽しい二日間となりました。 今年春に完成したばかりの妹たちの家は、真新しい洋風の素敵な家でした。玄関を入ると子供たちの通学用の上着をかけるラックなどが置いてあり、「あぁ、この家は子供中心の家だな」とすぐにわかります。広いリビングにテレビや甥っ子のおもちゃボックス、彼が眠くなったらすぐに敷けるマットレスやお布団も置いてあります。ダイニングに5人家族がゆったり食事できる大きなテーブルと椅子があり、キッチンは対面式です。いいなー。 運動会用のお弁当、妹は可愛い絵の描かれた重箱におむすびや卵焼き、唐揚げなどスタンダードなもの、ワタクシは神戸に向かう途中に美味しい食パンをゲッツしておいたので、カレー風味ツナサンド、たまごサンド、きゅうりとハムのみじん切りサンドを作り、学校から帰った姪っ子と待ちくたびれたワタクシたちは、あっと言う間にほぼ完食してしまいました。皆で食べると美味しさ倍増です。 しばらくはワタクシを「ねぇねぇ。。」と名前を呼べずにいた甥っ子も、ワタクシが帰る頃には膝の上に乗ってきて「トモちゃん、トモちゃん」とすっかりリラックス。姪っ子たちとも久しぶりにカードゲームで楽しみました。そして楽しい時間は過ぎるのが速い!グズるタイミングになってもいけないので、サラリと帰ってきました。 昨日甥っ子が「コレ。。」とあるものを見せてくれました。「shinkansen」(だったっけな?)というキャラクターのケースに大切に入れられたパパからの手紙でした。全部ひらがなで、綺麗な字で読み易く書かれています。どうやら甥っ子の一番の宝物のようです。それを読ませてもらった時に、この家のしゃーわせの素をかいま見たような気がしました。はやく5人で一緒に暮らせるようになるといいね。 2(火)晴れました。秋らしい風も吹きました。 今日は二人揃っての休日となり、なんと和歌山まで釣りに繰り出しました。 買ったばかりのタックルケースに仕掛けの針やアミカゴなど整理して入れるのもまた楽し。 また、入手したばかりのETCカードを使って高速道路で一気に和歌山インターまで2時間弱(4時半に家を出発して6時半から釣り始めたのです。)の道のり。往路はダンナくんの運転、帰りはワタクシの運転で。今までずっと神戸で釣っていたので、景色はもちろん気候も魚種も違って、これはなかなか面白いひとときでした。たまたま隣で釣っていた二人組のオッチャン達の会話が楽しくて、聞こえて思わず吹き出したりして。 さて、今日の収穫はこんな感じです。 姿を変えてテーブルへ。捌くのはダンナくんにお任せしました。これは煮付け。 これはわかりにくい写真ですが、鯛めし。炊飯器の中のでき立ての図を撮ればよかった。。 これは塩焼きです。上からベラ、イサキ、チヌです。 アジを狙って和歌山まで足を伸ばしたにもかかわらず、全く釣れずじまいでした。他の人たちもアジは釣れていないようだったので、潮の具合なのか気候や気温の具合なのか。。それにしても残念です。仕掛けを用意したり、前日までの釣果情報を調べたり、天気がどれだけ良くても、狙い通りにいかない事は普通にあるんですよね。逆に何も期待していなかったものが釣れたりして。なかなかどうして、釣りは意外と奥深い趣味になりそうです。 6(土)快晴。風も心地よく散歩が楽し。 昨日は「うたう劇場」で一躍脚光を浴びたメゾソプラノの森季子さんのリサイタルを聴きに行ってきました。今回のリサイタルは、2年前のリサイタルでの青山賞受賞でウィーン研修に行った成果を披露する意味もあったのです。その誠実な人柄と艶のある美声で着々と活躍の場を広げ、ファン層を拡大してきた彼女の演奏会は本当に素晴らしく、会場は最初から最後まで満席のお客様の熱気が充満していました。確かにウィーンでいろいろな事を吸収してこられたのだとわかる充実した音楽と、いろんな事を乗り越えてこその芯の通った佇まいと、舞台には彼女の魅力が溢れていました。会場にはお互い見知った人も多かったようで休憩中も和やか、ワタクシ自身もある人にある人を紹介したり、久しぶりの再会を喜び合ったり、そういう意味でもいい雰囲気の空間でした。次の機会にも是非聴きにいきたい音楽家さんがまた一人増えました。 明けて今日は、谷混の学生指揮者レパの練習。学外の場所を借りての練習は、いつもと響きなど違う事で新たな問題点も浮き彫りになりますが、この時期にちょうどいいチャンスでもあります。そう自覚して反省、克服できるといいですね。夜には明日にコンクールを控えたエヴォリュエといなグリ。の練習を陣中見舞い。ワタクシ自身も別の団で出場するので、気持ちは同じです。自分たちの持ち味、今まで積み重ねた事を、緊張しつつも一回きりの数分の本番で聴き手に届けなければなりません。ワタクシの目指す姿勢としては、できるだけ感覚を解放したまま集中する事、でしょうか。もちろん難しい事です。感覚を解放すると注意散漫になりやすいですし、集中すると周りを遮断しがちですもんね。それを両立させる。それが舞台と客席を変に分断しない事に繋がります。数分勝負ですから、取り返す機会はありません。身体と心のバランスを整えて、合唱ですから響かせる事とお互いを聞く事のバランスもコントロールして、さぁあとは舞台を楽しむだけです。どうぞいい日になりますように! 8(月・祝)雨降り。これで気温もグッと秋らしくなるかな。 昨日今日と関西合唱コンクールが開催されています。出場された方も聴きにいらっしゃる方もお疲れ様です。ワタクシは昨日、地元の合唱団カンティサクレの伴奏で出場、銀賞という評価を頂きました。心から嬉しい。ありがとうございます。(ちなみに、土曜日陣中見舞いしたアンサンブル・エヴォリュエと猪名川グリークラブ。はそれぞれ銅賞を受賞されました。おめでとうございます!) 他の団体をあまりたくさんは聴けなかったけど、ホールの中は出場する側も審査する側も数分にかける真剣勝負、という感じがコンクール独特の雰囲気を作っていました。課題曲を演奏した後自由曲を演奏する訳ですが、どの団も工夫して選曲しています。自分たちの長所を発揮できて、しかもある程度難易度の高いもの、この作品をここまで仕上げた事がまず評価されるだろう、というような。選曲の段階で既にセンスは問われている気がします。 今回サクレが選んだのは、課題曲がラテン語(大好きな作品でした!何度聴いても飽きない!)、自由曲は日本語1曲とラテン語1曲。これまで彼女たちは特に日本語曲で苦労してきました。響きのある声を優先すると、語感や表情がどうしてもその奥においやられてしまうのです。特に今回の曲は方言を扱っている事もあり、言葉のイントネーションなどの処理、情景の描写と心象風景の描写の部分をどう歌い分けるか、みたいな事が課題でした。ラテン語曲では、楽譜上の細かいニュアンスを、ただゆっくり、ただ小さく、ではなくどう説得するか、ギリギリまで(当日のリハまで!)やりとりがあったのです。つまり諦めなかった。これが今回は功を奏したようです。 演奏すればするほど欲が出てくるし、前より流れがスムーズになっても満足なんて全然できなくて、「まだ何かできるんじゃないか」「もっとこうしたらいいんじゃないか」という事の連続です。だから面白い。昨日演奏した曲を今演奏したら、また違うものになるなずなのです。それは安定感とはまた違う意味で。安定感は演奏の裏にあるブレない部分の話です。演奏はいつも新鮮にされるべきだと思うのです。そんなような事をあらためて感じたのでした。今日演奏される皆さん、感じる事を精一杯音に乗せて、そして、どうぞまた良い一日となりますように! 14(日)空には一日中雲が立ちこめて。 久しぶりの更新です。実はシーズンに突入し、毎日初めての合わせが続いたので、HPを更新する気力・体力・おまけに知力も残っていず(苦笑)でした。スミマセン。 まずは久しぶりの通崎さんとの合わせ。12日に小さな本番があったので、その合わせと17日に控えたコンサートの練習をしたのです。今回は曲数が多い上に新曲もあり、久しぶりに取り組む骨のある曲もあり、緊張しつつも少しずつは楽しみながら練習。京都テルサでのコンサートに来て下さる方々 、どうぞお楽しみに!いいものをお届けできるように、あと少し頑張ります。 昨日は12/9に京都コンサートホールで定演を開催する京都府立大学合唱団との初合わせ。現役生とOBOGがこの作品を一緒に練習するのは初めて、2台のピアノ伴奏をつけての練習も初めて、ワタクシは府大の敷地に足を踏み入れる事自体が初めて、初めて尽くしという事で緊張しながら府大の南門を入ると、まだ綺麗な緑色をしたモミジやイチョウがお出迎え。葉っぱ好きとしては、その景色だけでもう嬉しくなりました。考えてみれば、デュオのパートナーは大学の後輩で団の常任ピアニストの川口さん、同い年で仲良しの藤田さんがOGとしてずっといらっしゃるし、指揮は大信頼を寄せる伊東さん、これはもうワタクシにとってしゃーわせな環境でしかありません。まだ昨日の段階では合唱と2台のピアノの音が混ざり合うところまではいきませんでしたが、今回の練習で見えてきた課題を忘れずに取り組んで次回に生かせば良いのです。大切なのは積み重ね。ワタクシも自ら気づいた課題、克服しておきます。また、練習後の親睦会はとっても和やかで、年代を越えて仲の良い感じに好感が持てたし、ワタクシは全く新参者のはずがなんだか居心地が良くて、中座するのが惜しい気持ちでいっぱいでした。 そして今日は名古屋大学コールグランツェとの初合わせ。こちらも指揮は伊東さんです。でも昨日より確実に知り合いの少ない状況、しかも新曲を作り上げる責任感に、緊張はさらに高まっていたのです。が、迎えて下さった団員さんたちの生き生きとした声と表情にすっかり楽しくなってしまい、数時間の練習はあっという間でした。信長さんの新作、とってもいい!!素晴らしい作品が出来上がりつつあります!!信長さんと伊東さんって仲良しだと聞いた事があるけれど、なるほど深く納得しました。ピアノだけ弾いていた時には想像もしなかった空間がどんどん広がって、伊東さんの一言で団員さんたちはどんどん表情豊かになって、これは相当楽しみな状況です。来年1月27日ですので(今後の放浪予定参照)、ご都合のいい方はスケジュール帳に書き込んでおいて下さいね。 18(木)秋晴れ。日中は結構日差しが厳しく。。 通崎さんとのコンサート、終わりました。思えば、学校公演やパーティ以外のこういう広い場所での演奏会で共演するのは随分久しぶりです。しかし、ライブというのは本当に楽しい!木琴とマリンバの話や、平岡養一さんとの出会いの話など、彼女のMCも大好評。プログラムも、3人の作曲家によるそれぞれの「アマリリス」もお客様に楽しんで頂けたようだし、昔からの通崎さんファンには「アジアのうた」やピアソラ作品がたまらなかったみたいです。ワタクシはと言えば、大好きな「ノベオカンダンス」や「オブリヴィオン」をベーゼンドルファーのピアノ(しかもインペリアル!)で弾けた事は嬉しかったなぁ。お陰様でワタクシ自身本当にご機嫌な一夜となりました。聴きに来て下さった合唱団員のUさん、Kさん、仲良しのFさん、Yちゃん、お忙しい中お運び下さったM夫妻、ちょっと風邪気味だったにもかかわらず駆けつけてくれたダンナくん、本当にありがとうございました。今回残念ながら来られなかった方、来年1月の豊能町、2月の高槻でお目にかかれますように。いっそう楽しいものにするために、また頑張りますっ! 25(木)一日曇ってました。お昼間はぬくくて変な感じ。 ただいまシーズンまっただ中、あちこちに違う曲を弾きに出かける毎日です。 でもお陰様で本当に今楽しい。譜読みの間は目も脳みそも凝るし、弾けるようになるまではイライラする事もありますが、自分の中に音楽が入ってくるようになると、布地に水がしみ込んでいくみたいにどんどん馴染んで一体化する感じです。つい昨日も新しい曲の譜読みをしていたのですが、気持ちがのめり込み熱が入りすぎたのか、指がつりそうになってしまいました。高校の頃に一度腱を痛めかけて弾くのを自粛した事があったのですが、今弾けなくなってしまうと周りにエラい大迷惑をかけてしまうので、すぐに弾くのを中止、しばらく気持ちと腕をクールダウンさせました。 自分を信頼して声をかけてくれる人達を裏切らないように、そうして信頼関係を築いて振り返った時「彼らに信頼されるピアニスト」として少しずつ自分の事を認められるように、その思いを支えに今日も鍵盤に向き合います。 話は変わりますが、今日の仕事帰りに立ち寄った成城石井で美味しいお煎餅を発見。秋のおやつにオススメです(美味しいお菓子のコーナー43番参照)。 28(日)晴れ。抜けるような青空だった。 名古屋大学へ二度目の合わせに行ってきました。今回はダンナくんの実家多治見へ前日に寄ってから、翌日に練習に参加、さきほど帰宅したのです。 多治見へは機会があれば帰りたいといつもいつも考えてしまうほど、リラックスできる場所となりました。普通、お母さんが夕食の用意をしている横でピアノを練習している嫁なんてとんでもない、と言われるかもしれませんが、このお母さんは「あら、もう終わるの?」と言うくらいに協力的なのであります。ありがたや。 昨日、お昼間に名古屋でお母さんとデートをして(食事に入ったお店が美味しかった!三重県の農場が出しているレストランで、時間制限のないビュッフェランチなのです。)、多治見駅まで車でお父さんが迎えに来てくれて帰る途中、夕空に大きな虹を発見!家に着くと、近所の人も道に出て携帯で虹の写真を撮っているのを見て、お父さん思わず「オレも!」とデジカメを用意、その姿を見てワタクシも一枚パチリ。 この写真、お父さんが虹をかけているみたいで、ちょっと気に入ってます。 夕食は三人でお酒も入りつつ楽しいおしゃべり、そしてお母さんの手料理(ワタクシの好物ばかりなのです、オヨヨ)の数々に舌鼓。これがあって翌日の仕事にも精が出るというものです。いやホント。しゃーわせ。 お陰様で今日の合唱練習も楽しく、また集中した雰囲気も心地よく、有意義な時間を過ごす事ができました。信長さんの新曲、だんだん全貌が明らかになってきて、ますます楽しみです。弾きながらニヤニヤしてしまうくらい(笑)。1/27、聴いて下さる方もきっと歌いたくなるんじゃないかな。そういう演奏が目標です。 30(火)晴れのち曇り、一時雨。 午前中に週末の本番のための合わせをして、その後待ちに待った釣りに出かけました。今回は初めての釣り場、武庫川沖にある波止「武庫川一文字」通称「むこいち」へ。河口にある駐車場に車を停めて、道具一式持って渡船で沖まで行くのです。 「むこいち」というのは、ここをクリックすると出る写真下方の海に細長く白く見える所です。結構陸から離れてるでしょ。 でも今日はアジが来ていました!ずっと釣りたかった20cm弱のアジです!(下の写真、大きさの比較のために置いたのはiPod。わかるかな。)全部で17尾。ちょっと控え目な感じですが、二人分なら充分です。 |