2008年3月の独り言

3(月)くもり。黄砂がかなり飛んでいるらしい。。

2月は見事に逃げて行きましたね。さて、3月はどのくらいの速さで去るのでしょうか。
さてワタクシ、今週末は本番が続きます。8(土)うはらホールでの合唱団Vivo演奏会、9(日)いたみホールでのレディースコーラスフェスティバル。
Vivoさんとは2度目の共演にして、ワタクシの長年の憧れだった作品をご一緒させて頂ける事となりました。大岡信さんの詩の陰影と、木下牧子さんの音の憂いが見事に合わさった傑作「方舟」です。あまりのもの悲しさや寂しさに胸が詰まったり、音楽がドライブしてくると身体から熱を発しているように感じる瞬間があります。そう感じさせてくれる作品には、実はなかなかお目にかかれないのです。一瞬でもお客様に共感して頂けたならこんな嬉しい事はありません。そしてS.Dobrogosz(ドブロゴス)さんの新作も発表されます。星野富弘さんの素朴な美しさをたたえた詩に乗って、合唱とピアノ、ベース、さらにパーカッションが合わさっても決して大仰に感じさせない音楽は、何気ない日常のふとした気づき、のような作品に思えます。「波瀾万丈な中でしか生を感じないのではなくて、実は平凡な日々の中にこそ生の瞬間がある」と、この作品に触れた事であらためて考えたりしています。聴き手の皆さんはどう感じられるでしょうか。
レディースコーラスフェスティバルでは3団体と出演します。クリトメリアでは彼女たちの普段とはちょっと違う「かっこ良さ」を感じて頂きたいし、ゆきやなぎではシンプルな歌詞とシンプルなハーモニーの中に大人の女性の可愛らしさや大らかさをにじませたいし、カンティサクレではハンガリー民謡独特の節回し(特訓したハンガリー語にもご注目!)でゆったりした音楽と速い踊りの音楽の対比の楽しさを伝えたいと思います。
演奏会情報に関しては随時このHP内「今後の放浪予定」のページで更新していきます。他の演奏会の予定も含めて、ご興味のある方はチェックをよろしくお願いいたします!


10(月)くもり時々小雨。午後から晴れると聞いてたけど。。

先週末、怒濤の本番終了。土曜日の合唱団Vivoの皆さん、昨日レディースコーラスフェスティバルに出演した皆さん、本当にお疲れ様でした。ワタクシ自身、まだまだ修行不足は否めませんが、どの団体との共演にも大変楽しい瞬間がありました。いつもながら感謝です。
明けて今日はまたいつも通りの月曜日、今週末16日に控えたカンティサクレとの本番(生涯学習センターフェスティバル出演)のための練習に参加してきました。
彼女たちは今年の11月に、地元高槻にて初めての単独演奏会を予定(今後の放浪予定参照)、ここから半年ほどはそのための練習にかかりきりになる事でしょう。昨日のフェスにもハンガリー語の曲で出演したのですが、その曲も含めてハンガリーの作曲家カライの作品を取り上げたり、ずっとあたためてきた鈴木輝昭さんの「獅子の子幻想」(ピアノも難しいんだ、これが)、それにブラームスの作品でドイツ語にも初挑戦です。他に、良く知られた日本語の作品のステージで、聴いて下さる方にもホッとしてもらえるように現在計画中です。
結成以来、コンクールやちょっとしたイベントで歌うのは長くても20分程度でしたし、ジョイントコンサートに出演した時もレパは一夜の半分で済んだ訳です。今回ほどの曲数を維持するスタミナの調整などは、個人個人で相当綿密に計算をする必要があります。団全体としても、どの曲もレヴェルを向上させながら、穴のないように仕上げていくのは至難の業です。前に立つ指導者の気苦労は想像に難くありません。
でも、厳しい中にもどことなくホッとする雰囲気をもっているこの団は、きっといいものを生み出すでしょう。ワタクシはそう信じます。身体を壊さないように自己管理しながら、仲間といい音楽とお運び下さるお客様も含めたいい空間のために、少しずつ思いを積み重ねて、そこから溢れるように音をホールに響かせたいですね。


14(金)朝から雨模様。

あたたかくなって花も咲き、街の景色が少しずつ色づいてくるこの季節。それを目一杯楽しみたいのだけれど、やはり花粉症の人間にとってなかなかツライものがあるのはたしかです。
我が家でも部屋の中の状態を少しでも良くしようと空気清浄機を先月購入。若干マシな気がするものの、今日のように湿気の多い日でも朝一番からクシャミが連続だったので、一日中何も手につかないというのも困るし、朝食後に薬を飲んで今は落ち着いています。困るのはノドの乾きと眠気。鼻水やクシャミがピタリと止まるのは助かりますが、ノドの乾きは我慢できるとしても眠気がひどいのです。ただでさえネボスケなワタクシなのに(苦笑)。ついこの前、買い物の帰りに乗ったバスで、自分ちの最寄りの停留所近くになって抵抗できない睡魔が襲い、乗り過ごしてしまいました。ひとつ前の停留所まで意識があったのに。。あんな事は初めてです。花粉症に悩まされる皆さん、戦いはまだこれから続きそうですが、自分にあった方法でなんとか乗り切るように頑張りましょう!


23(日)夜になって雨が降ってる。

昨日は思い立って神戸に住む真ん中の妹の家に遊びに行きました。一番下の妹夫婦と相談して、姪っ子の中学進学祝いをもって、それぞれ車で向かい現地集合。うちのダンナくんだけ仕事で来られなかったのだけど、東京に単身赴任中のパパも娘の小学校卒業に合わせて一時帰宅でき、賑やかな集まりとなりました。
今回は妹のリクエストでギョーザ大会を開催。姪っ子たちもノリノリでお手伝いしてくれて、少し遅れて到着した一番下の妹も合流、4人で作ったので結構早く完成しました。皮はさすがに買ってきましたが、150個分作成!20個ほどは甥っ子ツヨシくんとママの後日の昼食に冷凍庫で保存、あとは昼食と夕食で完食しました。みんなギョーザをパクパク美味しそうに食べてくれて、気合い入れた焼き係としてはしゃーわせなのでした。ちなみに、ワタクシのギョーザはパリパリの「羽」がウリです。
食後の「大富豪大会」がまた大きく盛り上がりました!疲れて眠ってしまったツヨシくん以外の7人で遊んだのですが、大富豪の上に「超大富豪」、ド貧民の下に「超ド貧民」を設定、普通大富豪とド貧民で2枚ずつ交換する所を、そこは3枚ずつ交換するのです。これが意外といい感じにスリルもあり、また下克上な感じもあり、大人も子供も大喜び、楽しいひとときとなりました。
心地よい疲労と元気な皆の顔を見た安堵感で、一日だけだったけどいい春休みをもらった気分です。


25(火)お昼間はいいお天気だったのに、夜に雨降り。

今日は立命館大学混声合唱団メディックスのフェアウェルコンサートでした。ワタクシ、2007年度は事情があってちょっと離れていたのですが、今年卒業する彼らからは去年の今頃に「フェアウェルはぜひ弾きに来てください!」と声をかけられていたのです。
無伴奏曲に取り組む事の多かったメンバーたちは、大変な苦労もしたようですが、その分しっかりと実力をつけていました。今日のための練習が昨日あって、久しぶりに合わせたのですが、伴奏つきの曲のアカペラ部分も前とは全然違って、「声を出すだけ」ではなく「出した音を聞き合う」という事にさらに神経を使っている、というような。そういう息遣いや音と音の間の声の伸びを感じたのです。これは大きな収穫と言えるでしょう。そして、伴奏に寄りかかっていないのです。それは合わせ始めてすぐにわかりました。おかげでストレスが少なく、今日はちょっと大変なプログラムでした(三善さんの「生きる」とか、鈴木さんの「宇宙の果物」とか!)が、長時間だった割には意外と疲れていなくて自分でも驚いています。
そして、また2008年度から一緒に音楽を作っていく事となりました。前期からいろいろイベントが盛り沢山で、執行委員さんたちも新たな苦労はあるかと思いますが、ワタクシで協力できる事があればできる限りお手伝いさせて頂きます。4月には新しい顔をできるだけたくさん増やして、さらに伸びる一年となりますように!どうぞよろしくお願いします。

翌月(2008年4月)の独り言はこちら

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