2008年6月の独り言

1(日)日が変わったばかりの夜中です。

昨日、この時期のイベント、らっきょう漬けをしました。とは言っても、まだ買ったばかりの土付きらっきょうの根と芽の部分を切って、洗って薄皮を取り、塩で水を出すために瓶に入れたばかりです。3〜4日はこのまま時々転がして、とにかく水を出します。その後お湯に通して、本格的に漬ける作業に入ります。去年漬けたのが実に美味しくできて、未だに食感カリカリで最高なのです。そんな風に今年もできますように、と念じつつ数日間ゴロゴロゴロと瓶を転がしたいと思います。


1(月)2件目の日記。今日のお昼間の出来事をアップします。

いいお天気でしたね。合唱祭が開催された京都の岡崎あたりは緑が多くて、歌い手さんたちにも本当に気持ちのいい一日となったのではないでしょうか。
出番が終わった後すぐに失礼して、「通崎好み製作所展2」をのぞきに行ってみました。たまたま今日は通崎さんご本人も来られていて、急遽「ちょっと浴衣を羽織ってみよう!」という事で試着大会とあいなりました。








浴衣なんて久しぶりに袖を通しましたが、彼女のお見立てで選んだ柄になんだか新鮮な気分になりました。洋服とは違う馴染み方をするのですね。面白いものです。ラックにかかっている状態とはぜーんぜん違います。それはまぁ洋服でも同じ事だけれど。
浴衣にもかなり誘惑されつつ、涼しげな刺繍入りバッグを購入。今年の夏のお出かけは楽しくなりそうです。



4(水)くもりっぽい一日。雨は降らず保ちました。

オーボエの宮本克江さんのリサイタル、終了しました。さきほど帰宅、荷解きをしてシャワーを浴びて、ホッコリしているところです。
久しぶりのリサイタルの伴奏だし、苦手なオケ物(コンチェルト系)があったし、実際いろいろ課題は見え隠れという感じでしたが、とにかく楽しい時間でした。真剣なのに心底楽しい、これが実は究極なような気がします。お客様もほぼ満席というほど大勢来て下さいました。京都芸大時代の先輩や後輩にも終演後に会う事ができて、嬉しいひとときでした。ゆっくりとおしゃべりする時間はなかったのですが、それでもこういう機会に「久しぶり〜!」と言い合える事が本当に嬉しい。実家の母も「宮本さんの音はいいねぇ!アナタの音も合唱の時とはまた違って良かったよ。」と喜んでいました。急遽来て下さる事になったUさん、いつも譜めくりでお世話になっているYちゃん、本当にありがとうございました。もしこれを読んだ方で来て下さった方、またいつでもご意見ご感想受け付けております。よろしくお願いします。
宮本夫妻とはまた8月に曳山コンサートでご一緒します。夫妻とクラリネットの高橋さんも交えて、今回と同じ顔ぶれのコンサートが11月に予定されています(今後の放浪予定をご参照下さい)。管楽器の演奏会にはなかなか行く機会のない方、きっと楽しんで頂けると思いますので、是非一度おこし下さいね。さてと、髪の毛乾かしたら、はよ寝よ。


10(火)晴れてます。

関混連、終了しました。フェスティバルホールがこの秋一時閉館する事もあって、今年は客席がいつもより埋まっているという印象。ホール入り口正面の真っ赤な階段、舞台に降りて来る大きな緞帳、ギシギシ言う扉、音漏れするためにしっかり声が出せない地下の練習室(苦笑)など、いかにも古い建物という箇所はそこここにあって、でもそのどれもが歴史を吸い込んでいて、壁のはがれている塗装にさえ何というか風格すら漂っています。
ワタクシは今回またメディックスの伴奏で復帰。スケールの大きい曲だったので少人数で苦労しましたし、洗練された音楽には遠かったかもしれませんが、今の彼らなりに精一杯頑張ったように思います。(普段を知る人間としてだけ言うと、本番は一番良かったのです。言い訳してすみません。。)関混連はいつも新年度始まって間がない事から、新入生が乗らない上に、4回生は就職活動中で激減するのです。でも楽しく歌える曲にしないと、しっかり愛着が湧かないうちに本番を迎えてしまう。パワーと練習期間と愛着のバランス、その辺が毎年難しいところですね。
さて、お客様を前にパフォーマンスする事をもう一度考えてみた時に、必要なものって何でしょう。技術的に破綻のない事でしょうか。いい姿勢といい発声ですか?もちろんそれらも大切です。でも、それらの事を踏まえて、その場の空気というか温度というか、そういう状況を読み取って対応する力こそスゴく大切なのだと思います。そのために練習するのですから。練習通りに本番も演奏する、のではなくて、本番にどういう状況でも音楽を動かせるようにそのために練習するのです。何がその曲のポイントなのかを見極めて、最低限の段取りで最大限の生きた音楽を作り上げる事。数回の練習であれだけの圧倒的な音楽を作り上げた合同ステージが、何よりの証明ではないでしょうか。音楽を、自分たちに見える範囲だけで収めて安心できる小さなものにすべきではないのです。客演指揮者の藤井先生と学生たちの間に生まれた音楽を聴いて痛感しました。ワタクシもまだまだ修行を積みたいと思います。
遠くから、また忙しい中駆けつけてくれたOBOGの皆さん、先生方、そして会場にお運び下さった皆様、本当にありがとうございました。


11(水)曇り。湿気で身体が重いです。。

クリトメリアでご一緒している指揮者の飯沼京子さん。合唱指揮者として大忙しの彼女は歌い手でもあって、7月には学生時代からの恩師畑きみ子先生の米寿をお祝いするコンサートに出演、ワタクシが伴奏する事になっています(詳しくは今後の放浪予定をご参照ください)。そこで歌う曲はワタクシは数年前から勧めていた、平田あゆみさんの「うつむく青年」(詩は谷川俊太郎さん)から2曲。いつか京子さんに歌ってほしいと願い続け、やっと念願が叶う日がきたのです。
そこで昨日は平田さんの職場である音楽高校(ワタクシの母校でもありますが)に伺って、歌う予定の2曲を聴いてもらってきました。卒業してもうン十年経ちましたが、狭い校庭や廊下の空気も全然変わっていなくて、ホールの響きに胃が縮むような感覚もよみがえり(苦笑)、そこに立つだけでタイムスリップした気がしました。平田さんは、出張から帰ったばかりだというのに疲れた様子も見せず、たっぷり一時間半、作り手の気持ちを交えながら貴重な時間を分けて下さいました。京子さんも彼女の思いにすぐ反応して、そこには作り手と歌い手の自然なやりとりと音楽が生まれていきました。ワタクシときたら、練習不足で右往左往しながらも「あぁそうだった!こういう音楽だった!」と楽しくて、二人のパイプ役になれた事も嬉しくて、この作品を一人でも多くの人に知ってもらえる機会がある事を喜ばずにはいられませんでした。
帰り、あまりにお腹が空いたので、音高&芸大から国道を挟んで向かいにある「らくがき」というコーヒーショップに寄って、当時からお気に入りの「たか菜ピラフ」を久しぶりに頂きました。あまりに嬉しそうな顔をしていたらしく、京子さんが「写真撮ってあげるわ!」とパチリ。


これであとは7/12の本番まで、作品とその作り手との出会いに感謝しながら自分たちで歩みを進めていくだけです。さてと、練習練習。


16(月)晴れ。お昼間は暑かった。。

今日は13時までカンティ・サクレの練習に参加、寄り道もせず急いで帰宅しました。というのは、15時から自宅のピアノの調律をお願いしていたからです。ワタクシがいつもお願いしているNさんは、大変忙しい人気調律師さんで、なかなかお互いの予定がうまく合わず、きっかけがつかめないまま時が経ち、今回は本当に久方ぶりのメンテナンスデーとなりました。
昨日からピアノの上や部屋を片付け始めたのですが、案の定出かけるまでには終わらず(苦笑)、帰宅後にマッハで作業。置いてある楽譜や本、その他諸々の雑貨類を整理して、カバーをはずして干し、フタを全開にしました。動かなかった物が動いた事でホコリが舞い、クシャミ連発は辛かったのですが、フタを開けた状態で少しピアノを弾いてみたら、本当に気持ちの良い喜ばしい音がしました。お天気が良く乾燥したこんな日は、正に調律日和なのです。
音の調整だけでなく、鍵盤や楽器内の点検もしてもらって、ご機嫌な我が家のピアノ様。さ、また練習に励む事にいたしましょう。


21(土)雨時々曇り。

ダンナくんと揃っての休日です。なので、本番前日にもかかわらず、雨降りでなければ釣りに行こうとしていたワタクシであります。ところが早朝5時前の段階で雨降り。残念ながら釣りは諦めました。
という訳で、二度寝をして8時半に起床。朝食はホットケーキとなりました。


マーガリンとハチミツで癒されたひとときでありました。午前中は明日の準備や洗濯物の部屋干しなどして遅めの昼食。今日のメニューは噂の「うどん餃子」!!レシピは「誰でも真似できる料理コーナー」に掲載しましたので、ご興味のある方は是非お試し下さいね。


まったく大阪人丸出しの一日であります。粉モンで朝昼済ますなんて!!と言いつつ、ウチらは粉モン大好きなので大喜びなのです。そんな食卓の様子はこれ↓。


これで夕食がお好み焼きだったりしたら本物なのですが。。おそらく部屋干しした洗濯物にも影響が出るかと思われるので、粉モンはここまでとします(笑)。ところでこの「うどん餃子」、意外とイケました。


24(火)くもり時々晴れ。

日曜日の京都楽友合唱団演奏会は、朝から雨が降ったり止んだりのお天気だったにもかかわらず、立ち見も出るほどの大盛況。来て下さった皆様、本当にありがとうございました。裏方として手伝ってくれた谷混のメンバー、その他関係者の方々、終演後ロビーで声をかけてくれた皆様、お友達を連れて久々に京都まで来てくれた母、あなた方のお陰でまた楽しい舞台となりました。そして、アルティというホールにまた大いに助けられました。
団員さんに対しては、打ち上げで耳の痛い話をしてしまいましたが、未来を感じるからこその愛情だと通じていたなら嬉しく思います。さ、また今週からは来年に向けて、前進していきましょう。もうすんだとすれば、これからなのですから!

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