2009年1月の独り言 |
2(金)高槻に戻ってきました。でも寒い。。 皆様、明けましておめでとうございます。毎年恒例、多治見での年末年始を花札三昧とお母さんの美味しい手料理で過ごし、さきほど帰宅しました。楽しくリラックスした時間を一緒に過ごしてくれる家族がいる事は、本当にしゃーわせな事だと思います。感謝感激であります。 その帰り道、ダンナくんが以前取材で訪れたという三重県の関宿に立ち寄ってきました。ミゾレが降ったり止んだりするあいにくのお天気でしたが、しっとりとした趣深い街の雰囲気はよくわかりました。 途中、カフェ綾羽にて休憩。 部屋から街道をレンズ越しにのぞくダンナくん そこで頂いた「季節限定、鳴門ブラン(さつまいものケーキ)」とオリジナル薬草茶「ナガヲ茶」 を、撮っているワタクシ 同じものをダンナくんが撮ると、こうなる お店の外観 このカフェ、現在のご主人のお祖父さんの代まではナガヲ薬局というお薬屋さんだったそうです。建物は宿場町のそれらしく築195年!!階段横の壁に番傘が飾ってあったり、立派なハリがそこここにめぐらされていて、実に風格のある佇まいですが、その一方で、お洒落な照明や現代作家さんによる食器類なんかがさりげなく似合っているのです。その力の抜け具合が心地よくて、外の寒さに凍えていたはずが、すっかり身も心も癒され落ち着いたのでした。そっか、あのブレンドされたナガヲ茶、こういう効き目があったんだ! ちなみに、お店のHPはこちらです。 http://navit.biz/page/ayaha/ 18(日)ずいぶん久しぶりの更新です。雨降りの日。 昨日、今年初舞台である名古屋大学コール・グランツェ定演に出演してまいりました。しらかわホールは初めてだったのですが、素敵な響きのいいホールでした。ワタクシは自分の出番が最終ステージという事もあり、本番では他のステージを客席で聴けないと思ったので、リハーサルで聴かせて頂こうと早めにホール入り。お陰様で、客席や舞台はもちろん、舞台袖や楽屋まで存分に味わう事ができました。持論は「そこが住処であるかのような佇まいと演奏で、お客様をおもてなし」のワタクシですから(笑)。約60名の団員のほぼ半分を一回生が占める(!)という状態で、彼らは本当に生き生きと難曲にも果敢に取り組み、お客様もあたたかく、いい演奏会になりました。いやぁ、しかしよく頑張ったなぁ!心から拍手をおくりたいと思います。 ワタクシ自身は、またもや反省山盛りではありますが、彼らと一緒にあの空気を味わえたのは実にしゃーわせな事でした。そして、いつも思う事ですが、信頼できるスタッフや応援してくれる人たちに恵まれている事も、本当に光栄に思います。直前に譜めくりをお願いしたのに快諾してくれたYちゃん、女声合唱Yのスーパー追っかけトリオKさんUさんTさん、楽屋にも来て下さった東海メールクワイアーの都築さん、T混OBOGのM夫妻、差し入れをお気遣い下さったり、笑顔で声をかけて下さったOVの皆様、そして多治見の両親、心強い応援を本当にありがとうございます。 打ち上げでのワタクシの周り。前列左からチャーミングなぴやの弾きソフィーさん、大人気伊東さん、番長高橋さん、親戚じゃないけどニコニコ平林さん、後列左からスーパージャーマネ藤田さん、ニックネームが謎めくエリンギ大久保さん。みんないい色でいい顔です。 舞台で頂いたお花、これが実にワタクシ好みの雰囲気の花束で嬉しくて大感激。多治見でお母さんが花瓶に生けてくれました。 明けて今日はマリンバ奏者の通崎さんちでミニコンサート。生徒さんたちの初々しい演奏あり、専門に勉強したマリンビストの演奏あり、作曲&編曲家の野田さんのピアノソロや演芸(?)もあり、ワタクシは通崎さんと、去年取り組んだモーツァルトのディベルティメントなどを演奏。日々、いろんな場所でいろんなドキドキとワクワクが待っているこの生活、大変だけど今年も楽しくなりそうです。そのためにも、また精進の毎日でもあります。まずは前進。迷わず行けよ、行けばわかるさ、ってね。 27(火)冬晴れ。すこーし寒さも緩んだかな。 しばらく週末から寒い日が続きましたね。巷では風邪やインフルエンザも流行っているようです。皆様、いかがお過ごしでしょうか。 おとといは大阪大学男声合唱団の定期演奏会でした。これでワタクシの今年度の学生合唱団定演がすべて終了。今年はイレギュラーでワタクシの地元高槻での開催でした。客席は満員という訳ではなかったものの、温かい拍手に支えられたいい演奏会となりました。ワタクシが今回伴奏したのは、千原英喜さんの「ある真夜中に」。詩は瀬戸内寂聴さんです。難しい言葉を使わず、ただストレートに、しかも丁寧に「愛とは何なのか」と問いかけるような詩、千原さんも難しい和音を使わず、すっきりと美しい音やフレーズで表現されています。 ワタクシ、やっぱり男声合唱が好きです。そりゃあ、実際はテナー系が時々余裕のない響きで歌い出したり、ベース系が時々イカツい響きでゴツゴツしたりして、「オイオイ!」と感じる事もあるにはあります(苦笑)。でも時々、女声や混声にはない、独特の懐かしいような優しい風合いを感じるのです。これは、きっと父の影響が大きいでしょう。幼い頃よく聴いたレコードや父からの話で、ワタクシは男声合唱の響きを自分の音楽細胞のどこかに染み込ませていたのかもしれませんね。 男声女声問わず、若い歌い手さんたちは、つい「音を読んで正しくいい声を出して」という所で止まってしまう傾向があるけれど、それをもちろん踏まえながら、「内向きの問いかけ」としてだけでなく「人とのコミュニケーション」のひとつだと思って歌っていって欲しいと思います。共演者はもちろん、お客様はいつだって何かを受けとめようとして下さいますから。 |