2009年10月の独り言

2(金)雨降り。これですっかり気温も秋に??

9月は残暑が厳しかったですねぇ。皆様、体調はいかがですか?
ワタクシは9月下旬に風邪をひいてしまいました。ノドが痛くなって、翌日すぐ病院へ。微熱があったので、一応インフルエンザの検査もしてもらって、陰性とわかりホッ。やっぱり症状が出てすぐに薬を飲み始めたせいで、治りも早かったです。演奏会を控えており、治らないままだと困るなぁ、と思っていたので、本当にお医者さんと薬に感謝です。

身体の具合は良かったものの、その演奏会当日(正しくは演奏会直前)、気分を害する事が起こってしまいました。なんと、楽屋になんの緊急性もないいたずら電話がかかってきたのです。本番直前の時間に、です。音楽雑誌にそのコンサートの事が掲載されているのを見つけ、あろう事かホールに電話をかけてきて、楽屋に「緊急だ」と言って繋がせて、ワタクシといろんな話がしたいので連絡先を教えてほしい、と言う事でした。一体どこらへんが緊急なのでしょうか。全く訳がわかりません。素人であろうと玄人であろうと、演奏前に集中したい時間がどれほど大切か、ちょっと想像すればわかるはずです。
冷静に考えれば、家族などからの緊急連絡なら携帯宛だろうし、家族なら尚更そういう時間の大切さも知っているので、電話をかけてきたりしません。ですから、繋いでもらう必要はなかったのです。でも、本番前一人でテンションをグッと高めていた時でしたから、「緊急」という言葉を聞いて冷静さを失ってしまったのでした。誰か第三者がいれば話が違ったのでしょう。ワタクシが今後もっとしっかりせねば、という事でもあります。

今後も活動を続けていく中で起こりうる事です。もちろん、本番では切り替えて集中を心がけましたが、大切な時間にペースを乱すような事は勘弁して頂きたい。ほんの少しの思いやり、持ちたいものです。


12(月・祝)洗濯物もはたはたと気持ち良さそうな快晴!

昨日、カンティ・サクレの伴奏でコンクールに出場してきました。結果は銅賞。その他、入賞された方も残念だった方も、お疲れ様でした。今日は今日で大学部門とお母さん部門の熱戦が繰り広げられている事でしょう。全てをできる限り公平に、と聴いて下さる審査員の方々、大勢の前のめりな(笑)出場者たちを裏で支えて下さるスタッフの方々も、朝から晩まで大変です。本当に大感謝です。

サクレは、結成した翌年(2002年)お母さん部門に出場し、いきなり金賞を頂きました。その後あえて一般部門に出場するようになり、混声や男声の迫力のある響きや、若い団の伸びやかで屈託のない発声、積極的で斬新な選曲などを目の当たりにして、厳しい現実に直面。毎回選曲に頭を悩ませています。持ち味を存分にアピールしつつ、コンクールの場にふさわしい(短時間でグッと惹き付けるような)、しかも演奏会など次の機会につながる選曲をせねばなりません。当然、仕上がる事を見越して選曲する訳ですが、練習を重ねていく中で迷ったり、問題点の多さに焦ったりする事もあります。でも、そういった事が音楽だけでなく団を練っていくようにも思うのです。結果はもちろんついてくると嬉しいものですが、ただそれを追いかけるだけでなく、いろんな方向から刺激を受ける場として、コンクールに出場する事は有意義であるとワタクシは考えます。聴いてくれていた何人かの知り合いから、ありがたい感想も聞きました。褒めてくれる事は素直に喜びとして、問題点の方を是非次の実りに変えていきたいものです。


25(日)くもりです。

もう10月も終わりますねぇ。秋たけなわです。
先日、友人と三人で神戸まで遊びに行ってきました。ワタクシたちの場合「神戸に行く」と言うと、海を見るでもなく、山にドライブに行く訳でもなく、また、異人館に行く訳でもありません。いい感じのカフェでケーキを頂いたり、雑貨屋さんをのぞいたりして、とにかく街をあちこちたくさん歩いて回り、いつものご機嫌な居酒屋「まもるくん」がゴール、というコースにだいたい決まっています(笑)。今回はメンバーの一人がお誕生日だった事もあって、一層楽しい日となりました。それにしても、いろいろな欲の渦巻く、誘惑の悪魔の多い、でも素敵な季節であります。

素敵、と言えば、昨日は久しぶりに大学合唱団のOBさんにお誘いを頂き、宴に参加。懐かしい顔がたくさんで、皆それぞれに素敵な大人になっていて、でも元気そうで嬉しくなりました。それぞれの近況など話したり、彼らの学生時代のいろんな話を爆笑しながら聞きました。大学で合唱団に入ったお陰で、仲間に恵まれて、音楽の楽しさをわかって良かった、と言っていたのが印象的でした。最初は「四分音符って何だ」とか「8分の6拍子はなぜ約分しないのか」とか、わからない事だらけだったのに、そんな自分たちがハマって、気づけば指揮者だとかパートリーダーになっていたのだ、と。こういう話、卒業して団を離れたからこそ言えるんでしょうね。今もずっと合唱を続けている人もそうでない人もいて、でもどちらにしてもあの頃を大切にしている事が本当に頼もしいし嬉しい。こういう時間を共有できる事を本当にありがたく思います。

ほんのり肌寒くて、ふと寂しさの通り抜ける季節ですが、そんな気分も味わいながら、眩しい季節を乗り越えた実りに感謝ができればいいですね。

翌月(2009年11月)の独り言はこちら

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