2009年6月の独り言

1(月)衣替えに絶好のお天気です!

インフルエンザも少し落ち着きましたね。まだ症状の残る人の一日も早い回復をお祈りします。それにしても、普通の風邪で咳が出る人や、鼻炎のくしゃみのためにマスクが欲しい人に、まったくマスクが買えないのは異常事態でしたよね。正しい情報がもっと早くに流れたら、事態はもう少しマシだったかもしれませんが。

さて、先月29日、クリトメリアの演奏会が無事終了しました。聴きに来て下さった方々、本当にありがとうございます。なんと立ち見が出るほどの大盛況でした。(ずっと立って聴いて下さった方、きっとお疲れだったでしょう。すみませんでした。)天気予報では雨降りとの事だったのですが、朝起きてみたら青空からお天道様がサンサンと降り注いでいたりして、いろいろと恵まれた一日でありました。4ステージ分のたくさんの曲を暗譜して歌った団員さんたちも、本当にお疲れ様でした。課題はいろいろありますが、また次の舞台に向けて前進できますように。笑顔でいい歌を歌うため、まずは健康第一、ですね。

そして、昨日は久しぶりにトリプルデーでした。午前中、京都府合唱祭に谷混の伴奏で出演して、午後は楽友合唱団の臨時練習に参加、夜は来週に本番を控えた木琴との合わせ。ヘトヘトでフラフラ、でも充実の一日となりました。いよいよ迎えたシーズン、トリプルはそうないにしても、スケジュールが立て込んでくる事は避けられません。できるだけ心身共に健康でいるために、緊張と弛緩のバランスをうまくとって過ごしたいと思います。


9(火)洗濯物、外に干して平気かなー。

土曜日に平田あゆみ歌曲講座、日曜日に名古屋で東海メールクワイアーの一日練習、昨日はマリンバ通崎さんの展覧会場でのコンサート、さすがに今日は何も用事をいれないようにして、一日オフにしました。

歌曲講座では、関西歌曲研究会の会員さんを中心に、大勢の方が聴きに来て下さって、平田作品に興味を持って聞いて下さいました。三人の歌い手さんも、作曲者からのアドバイスや思い入れを直に聞いて歌う事で、みるみる歌に奥行きが出て、ワタクシもそばで聞いていて驚いたり納得したり、貴重な体験ができました。平田さんご本人も、自分の作品に再度光をあて直す機会となったのか、言いたい事があれこれ出てきた様子で(笑)、時間がおすほどでした。これを機会に、どんどん平田作品を愛する歌い手さんが増えるといいのに、と本当に思います。

日曜日は、10時から16時までの時間を使って、7月の定演での2ステージ分の曲を全て練習しました。たっぷり時間はある、と思ったはずが、歌えば歌うほど奥深い作品という事もあり、まだやり足りない箇所がそこここに。。でもホント、大変重厚なプログラムにも関わらず、団員さんたち楽しそうに歌ってらっしゃいます。あとは体力、それから「各自の積極的で柔軟な譜読み」とでも申しましょうか。ワタクシも含めてですが、指揮者に任せっきりではない音楽を創っていけたらいいですね。

昨日の通崎さんのコンサートは、全編木琴を使ったプログラム。チェンバロと木琴の初コラボとか、第一部でワタクシとチェンバロ井幡さんは浴衣で演奏(これも初でした!)とか、町家の和室(展覧会場「ちおん舎」の奥)を二間分使ってのコンサート会場だとか、なかなか面白いひとときでした。「通崎好み製作所展」は、日をあらためて見に行きたいと思います。ちなみに14日まで開催中です。

今日のオフは何もいれないようにした、とは言うものの、急に決まった8月のコンサートの譜読みや、後回しにしていた曲の練習、掃除に洗濯、買い物など、実はやるべき事が山積みだったりします。その合間に昼寝だってしたいし。あぁ忙しい忙しい(?)。


14(日)日差しの強い晴天。洗濯物が気持ち良さそうです。

立て込んできた夏の予定と、目の前の本番のおさらいとに、目が回りそうなぴあの弾きがここに一人おります(笑)。
こういう時期は、お休みの日なのに何か気が休まらず、急に近い本番の曲が心配になって練習し始めたりしてしまいます。気分転換をしてうまく切り替えて過ごさないと、逆に不規則な感じになって、翌日変に疲れが残ってツラかったりします。
今日は久しぶりに車を使わせてもらえたので、お昼間に買い物に出かけ、スーパーの野菜売り場をうろうろ。2束100円のニラを発見、即購入。夕食はソーメンチャンプルーでもこしらえてみましょう。あと、台所用洗剤がきれそうだったので買った後、電気屋さんに行ってインクカートリッジを買ったら、ガラガラくじが1回引けて、4等賞が当たって喜んだものの景品が台所用洗剤だったというオチ(苦笑)。もぅ。

今この日記を書きながら聴いているのは、最近気に入っている坂本龍一さんのライブ音源。以前テレビ番組で彼の特集をやっていたのを見て、面白そうなのでライブを録画したのです。全国21カ所、24公演の全てのライブ音源をiTunes storeでダウンロード購入できるという事で、早速購入、iPodにも落とし込んで電車で聴きながら移動しています。ライブは、2台のピアノを使い、1台にはあらかじめ音を記憶させておき、その自動演奏と自分が合わせるというパフォーマンスです。舞台後方のスクリーンには、曲によっていろんな映像が写し出される仕掛けになっていました。1曲だけ「携帯の電源をONにして、写メを撮ってもかまいません。」なんてのもあったりして。それを舞台側から撮った映像がホタルのように見えて、思いの外美しくてビックリ。客席と舞台が、音と光とリズムでコラボしているような作品でした。光の演出なんて、ちょっと信長さんの「いろとりどりのうた」の終曲みたいですよね。あの作品では、舞台側が客席に向かって景色を見せる演出でしたけれど、素敵でしたよね。
このライブを見て、聴いて、あらためて感じた事。ピアノのいいところは、一度出した音が増長しないにもかかわらずフレーズを歌い回せる事や、音が徐々に消えていく様子の美しさはもちろんですが、スタッカートが美しかったり、実は打楽器的な魅力がある事なのです。一度にたくさんの音を出して、より複雑な和音が構成できる事も大きな魅力ですね。そのために、ペダルもただ踏むだけでなく、使い方にも工夫しないといけません。どれもまず「いい耳」が要るという訳ですね。


29(月)やっと梅雨らしい空。

それにしても、ずっと晴天続きでしたね。水不足が深刻になっていたので、今週の予報で傘マークがたくさん見えた時ちょっとホッとしました。実際は、雨だと外出が面倒になったり、洗濯物が外に干せずに難儀もあるのですが。。

さて、大阪府合唱祭が終了。クリトメリアは、先日の演奏会でも取り上げた松下耕さんの「たおやかな詩(うた)」より3曲、ゆきやなぎは信長貴富さんの「近代日本名歌抄」より2曲、カンティ・サクレは高嶋みどりさんの「女の肖像」より2曲をそれぞれ演奏。
出演された皆さん、短い時間に曲の持ち味は充分に伝えられましたか?そして、自分たちの声のコントロールは行き届いたものになったでしょうか。ホールの舞台には天使や悪魔がひそんでいるので(笑)、練習場では問題ないはずが急に違う事になったりもします。保険は一にも二にも練習を重ねる事しかありませんね。

さて、ワタクシは今週末、来週末、再来週末と立て込んでおりますが、蒸し暑さに負けず乗り切っていきたいと思います。そうそう、8/2のチケット、現段階ではまだあるそうですので、是非聴きたい!という方は、早めにワタクシまでお声をかけて下さいね。

翌月(2009年7月)の独り言はこちら

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