2009年7月の独り言

6(月)くもり。時々晴れ間。

土日に連続した本番も無事終了。両日とも温かい雰囲気でいいお客様に恵まれ、楽しいひとときを過ごす事ができました。来て下さった皆様、ありがとうございました。それと、2日共譜めくりでお手伝いに来てくれたYちゃん、いつも感謝です。お陰様で安心して弾けました。

土曜日の高槻でのコンサートは、第一部ではラヴェルの連弾「マメールロア」より3曲、第二部でオーケストラと2台のピアノでサンサーンスの「動物の謝肉祭」を中村桂子先生のお話つきで。
ただ、第二部はスライド上映などいろんな事情もあって反響版がなく、しかもピアノの蓋が2台とも取り外された状態だったので、前日リハではイマイチ響きがつかみづらい感じがあったのですが、当日は少し慣れた事もあってそれほど気になりませんでした。本番は楽しむ事に専念できた気がします。聴いて下さった方に、ピアノという楽器のいろんな可能性を感じて頂けたとしたら嬉しいのですが。。

昨日の京都楽友合唱団の定演は、第一部が鈴木憲夫さんの『民話』、第二部ではソリストの演奏も交えながら、ドイツ・オーストリアの音楽を、第三部はオーケストラとの共演でVivaldiのGloriaでした。一年間厳しくも楽しい練習があって、あの瞬間を味わえるのですよね。気づいた反省点をまた次の舞台のために生かしていきましょう。音楽的な事も、運営面の事も。たとえば、音をちゃんと取る事や、暗譜をしっかりする事は、他人任せにはできない事なのですから、そのあたりは苦手な人ほど早めにもっと自主的に進めていきましょう。それにしても、ベテラン団員さんも比較的新入り団員さんも、皆いい笑顔の打ち上げが印象的でした。

そして、お知らせです。インフルエンザのために延期になったお母さんコーラス大会が7/5にあり、カンティ・サクレが全国大会に出場する事になりました。素晴らしい!ブラームスの重厚な音楽、難しいドイツ語、苦労した甲斐がありました。さ、夏の終わりに松山にて全国大会です。夏バテしないように栄養摂って良く寝て、さらに練習を重ねましょう!


13(月)晴れ。週末もいいお天気でした!

ちょうど一週間ぶりの日記です。今回も土日に本番が連続しておりました。心地よい疲れで身体がフニャンとしています。

谷混のサマーコンサート、来て下さった皆様ありがとうございました。もちろん課題はまだまだありますが、定演に向けて目標ができたように思います。企画ステージの踊りや合間のカルテット、照明など、工夫した事がウケてたのは嬉しかったなぁ。いつもながら格好良く振り付けして下さる顧問のマキ先生、頼れるステマネF田さん、企画でお世話になっているF西さんにも大感謝ですね。そして、譜めくりTさん、本当にさんきゅーです。アンコール演奏後にタクシーに飛び乗って、名古屋へ移動しました。思ったよりコンサートが早く終わったので、余裕をもって新幹線にも乗れました。

東海メールクワイアーの定演には初めて出演させて頂きました。昨年のJAMCAの3曲でもかなり渾身の演奏って感じでしたが、今回はそれどころじゃありません。全部で4ステあって、しかも3ステが「光る砂漠」で4ステが「くちびるに歌を」ですから!聴いて下さる方にも、それ相応のスタミナが要求されますよね(笑)。ホールの外も中も暑い(というか熱い)感じで、グッタリされたでしょうか。。
でも、京子さんと伊東さんが2ステずつ指揮される演奏会って、関西でもちょっとないんじゃないだろうか。信頼し合う人同志の繋がりってスゴいですよね。そして新しいご縁もどんどん広がっているのです。今回の1ステで演奏されたピアニストの山元さんは、団員さんのお嫁さん(息子さんの奥様ですね)なのです。素敵な繋がりじゃありませんか!打ち上げで、団員さんや取り巻く人たちの笑顔を見ながら、パンフに書いた通り「不思議なご縁」の事を考えていました。演奏としては、古典の作品を見直すという本当に貴重な経験をさせて頂き、楽しかった事はもちろん、自分の至らなさも含めて勉強になりました。ありがとうございました。
下の写真は、打ち上げの二次会にて、
左から伊東さん、ワタクシ、東海メールクワイアーの都築会長、京子さん



さてと、次の仕事に向けてまた練習を始めます。皆様も夏バテに気をつけて元気にお過ごし下さいね。


19(日)くもり時々晴れ、のち大雨

昨日今日の2日間、おかあさんカンタートが神戸にて開催されました。ワタクシは今回、すでに予定されていたピアニストさんの代役で呼ばれる事になり、開催前夜から神戸に二泊して、初めて講師側で参加させて頂きました。

もう何から書けばいいのか混乱するくらいに、前夜の打ち合わせ(神戸文化ホール)&食事会(南京町で中華!)から楽しかった!合唱界で超有名人の講師陣に混じり、顔合わせ前は緊張バリバリだったワタクシでしたが、気さくな先生方や連盟の役員さんがうまく輪に入れて下さって、実に楽しく過ごす事ができました。
その食事会での事。うっかり食べそびれてガッカリしていた「五目エビギョウザ」、あんまりずっとガッカリしていたので、なんと一人前をわざわざ追加までさせてしまいました。わがままを言ってしまい、結果ワタクシだけ3つも食べちゃいました。ごめんなさい。でも、すんごく美味しかったです!



2日間ワタクシがペアを組んだのは、東京から来られた藤井宏樹先生です。実はかねがね「いつかご一緒したい!!」と思っていた憧れの指揮者の一人でした。今回の指揮者の先生方は、どの方とも初共演になるので楽しみだったのですが、藤井先生は実際近くでお目にかかるのも初めてだったので、ご一緒できる事がわかって大興奮だったのは言うまでもありません。緊張でいっぱいだった分、その楽しさは倍増、いえ想像していた以上でした。本番でご一緒する緊張感や集中力が高くてシビレるのはもちろんですが、練習が超ハイテンションで面白い!!面白いだけでなく、切り口が多角的で鋭い!!お人柄も紳士で、でもお茶目で色っぽくて、本当に素敵な方でした。こういうしゃーわせな機会があるのですから、ちょっとくらい忙しくたって緊張したって、いろんなチャンスを見つけて、弾き続けていこうと思います。
その日の講座がすべて終了した後のコンサートでは、課題の楽曲をグループごとに演奏する事になっていました。藤井先生と演奏直前にお話した時に、実は好きな作品が一緒だという事がわかり、演奏中思わずグッと気持ちがこみ上げてしまって、集中して弾けない瞬間があった事が無念ですが。。この反省も含めて「弾き続けなさい」という神様のお達しなのだろうと思う事にしました(←都合のいい解釈)。

そうそう、2日目の今日は素晴らしいサプライズがありました!大ホールでのコーラスクリニック発表会も終了、さてこれからお昼の休憩というその時です。突然、会場に何かの音楽が流れ始めました。すると振り付けの講師をなさっていた元宝塚の星野瞳先生(娘役)が現れ、ひな壇を昇って最上段で歌い始めたのです!宝塚に詳しくないワタクシ、何の音楽だかまだわかりませんでした。すると1階客席左右の入り口から友麻安里(ゆうまあさと)先生、聖矢優(せいやゆう)先生のお二人(男役)が「愛、それは甘く〜」と歌いながら順に登場。そこまで聞けば、いくら詳しくないワタクシでもわかります。なんと突然「ベルばら」のワンシーンを演じて下さったのです。しかも、朝の講座が時間いっぱいあるために、このサプライズのための事前打ち合わせなどする時間は勿論なく、ほぼアドリブ状態だったらしい!プロってスゴい!この思いがけないプレゼントには、会場中のおかあさんたちはじめ講師陣も大感激したのでした。割れんばかりの拍手でしたもんね。

カンタートに参加されていた皆様、講師の先生方、大阪をはじめ各都道府県連盟の役員の皆様、朝日新聞社さん、キューピー株式会社さん、ホールの皆様、本当に楽しい時間をありがとうございました。


30(木)晴れ!久しぶりに!

まだ梅雨明けしていない関西。「曇りだけど、たまった洗濯物を干していこう」という日に限って、にわか雨がザーッときたりして、台無しになったり。ま、仕方ないんですけどねぇ。なので、今日の晴天は本当に気持ちいいです。

先日、松江まで行ってきました。目的は、新作コンサートで初共演するPlover Pure Blueberryさんとの練習です。初めての土地で初めての人たちと初めての作品をご一緒するという事もあり、かなり緊張気味だったワタクシ。でも、穏やかな景色と心優しい人たちに触れ、気持ちはすぐに和んでいきました。
街を案内して下さった渡邊先生、運転をして下さったリーダーさん、お忙しいところ本当にありがとうございました。宍道湖畔の珈琲館で「釣りが好きです」とワタクシが言った時のお二人の驚いたような笑顔も、小泉八雲の旧居で感じた風や庭の池に一本伸びた蓮のつぼみも、松江城のお堀沿いを歩きながら見た景色も、大変印象に残っています。指揮はいつもご一緒している伊東さんですし、その練習には途中から藤田さんも駆けつけて下さり、音楽を通してそれぞれが何かを発信し合いながら、コンサートに向けて有意義な練習ができました。

毎週一緒に練習している人でも、コンサートのための共演者だとしても、出演者と裏方スタッフとお客様も含めて、一期一会である事には変わりありません。その時その場をいい時間にするために一緒に過ごす事を、当たり前のようにせず大切にしたいと思います。明日という日は当たり前ではないのですから。

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