2009年9月の独り言

5(土)日中はまだまだ厳しい残暑。

パナソニック合唱団演奏会が終了。さきほど帰宅して、だくだくになった冷や汗脂汗(苦笑)を流して、ホッと一息でパソコンタイムです。朝から緊張したけれど、あんなに満員のシンフォニーホールで弾ける事なんてそうないと思うので、舞台に出た瞬間からは実にいい気分でした。

さて、今回ワタクシが弾かせて頂いたのは、作詩大岡信さん、作曲木下牧子さんの名曲「方舟」。ワタクシは、舞台で弾くのはこれで三度目ですが、何度弾いても次々に課題が出てくるし、音楽的にも飽きる事がない。打ち上げで話したのですが、そういう曲ってなかなかなくて、一度弾いたらしばらくはいいかな、と思う事が多いのです。でもこの曲は明日からでもまた弾きたい。曲の善し悪しというよりは、ワタクシの好みの問題ですね、きっと。
今日の演奏では、何カ所か入りがズレたのですが、ワタクシが好きに弾きすぎたせいです。皆さんごめんなさい。でも、練習の時にちらっと申し上げたとおり、前奏間奏では歩みを止めずに一緒に進んでいてほしいし、一旦足を揃えて整列してから第一歩を合わせるのではなく、歩みというか流れ自体を揃える方向で合わせられたらもっと素敵だと思います。あ、あと、終曲後奏の一番最後の和音のフェルマータはもっと延ばしたかったかなぁ。ま、そんな事言ってても、録音を聴くとまた印象が違ってたりするのかもしれませんけど。

しかし信長さんの新作、素敵な曲でしたねぇ!信長ファンとしては、また新たな一面が発見できて、さらに魅了されまくり(笑)ました。難曲でしょうけど、近い将来どこかで再演される事を楽しみにしたいと思います。そうそう、打ち上げの時に信長さんの指揮で「木」を歌えた事は(しかもテナーセカンドパートを!)良い思い出です。

ピアニストとして呼んで下さった本城さんはじめパナソニック合唱団の皆様、充実した時間をありがとうございました。譜めくりストYちゃん、いつも安心です。ありがとう。そして、お運び下さった皆様、温かい拍手に感謝いたします。ご意見ご感想など、お待ちしておりますので、どしどしお寄せ下さいね。多治見から来て下さった保美お母さん、実家の母好子さん、応援本当に心強いです。身体は疲れたけれど、お陰様で気持ちはむしろ元気になりました。明日からまた、ワタクシなりの音楽を続けていこうと思います!


14(月)すっかり秋めいてまいりました!

朝夕、うっかり昼間の格好でいると寒いくらいになりました。皆さん、いかがお過ごしでしょうか。

さて、9日は横浜のみなとみらい大ホールにて、通崎さんとのコンサートでした。横浜での演奏は初めてのワタクシ、しかも素晴らしいと評判のホールでシリーズになっているコンサート、しっかりした演奏ができるだろうかと、自然と緊張感が湧いてきておりました。
当日は朝から準備をしてリハーサルに望むため、通崎さんもワタクシも前日の夕方に横浜入りし、みなとみらいホールの目の前にあるホテルにて宿泊。窓から海や大観覧車が一望できる、素晴らしい部屋でした。せっかくなので、夕食は中華街にくり出して身体を芯から温める中華料理(特にサンラータンが美味でした!)を頂き、腹ごなしに海風を受けながら海沿いを散歩、そのままホテルまで徒歩で帰りました。40分ほどだったでしょうか。いい運動になりました。そういう事も旅の醍醐味、ですね。
この「みなとみらいクラシッククルーズ」、ランチタイムクルーズとティータイムクルーズの2回公演となっています。今回は、ランチタイムの方が木琴、ティータイムの方はマリンバの演奏でお楽しみ頂きました。このシリーズを楽しみにいつも聴きに来られる常連のお客様も多いのだとか。素晴らしいホールで、本格的な演奏を格安で聴けるのですから、皆さん楽しみになさるのもなるほど納得です。2000人収容の大ホールは、響きもまろやかで木琴にもマリンバにも良く合い、ベーゼンドルファーのピアノでワタクシもご機嫌な時間となりました。
またひとつ、もう一度是非弾いてみたいと思うホールが増えました。

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