2010年6月の独り言

3日(木)朝は晴れてたけど、帰りに夕立にあった!大粒の雨でビックリ!

今日はクリトメリアの地元でのコンサートでした。今後の活動のために新しい仲間を増やす目的もあり、従来の演奏会より幾分ラフな感じのプログラムで、会場のお客様と一緒に歌うコーナーも設けて、楽しい時間となりました。特に、いつもあまり取り上げないポップスを数曲演奏したのですが、テレビやラジオから流れてよく知っている音楽を、楽譜から読んで歌っていくのはやはり難しかったようで、思ったより手こずりました(苦笑)。でも難しさを知るのは悪い事ではありませんよね。ワタクシは今回ポップスが選曲された事は良かったと思っています。何より、明らかにお客様の反応がダイレクトでしたから。合唱曲でいい所もアピールしつつ、苦手な物も取り上げて挑戦し懸命に歌った事から何か伝わった気がするのです。

さ、また次の舞台に向けて切り替えが大切です。朝練、そして木曜以外の日々の自主練も頑張りましょう!


6日(日)くもりっぽい日。

今日は待ちに待った岐阜弾丸ツアーの日でした。4月にコーラスめっせで出会った雨森文也さんの指揮されている3団(PRO MUSICA VIVA、合唱団まい、CANTUS ANIMAE)の合同演奏会が、サラマンカホールで開催されたのです。ピアノ弾きの友人や合唱仲間を誘って、あと多治見の母とその合唱仲間の方々にも声をかけて、楽しみに出かけました。

コンサートは、1)バッハ以前の宗教曲、2)ルネサンスの世俗曲、3)ロマン派以降の合唱曲、4)日本人による作品、という4部構成でした。雨森さんによる分かりやすい解説を交えながら、魅力的な音楽も楽しめて、勉強になる上に面白くて本当にあっという間で、明日からの活動の原動力になるような時間でした。本当に感謝感激です。

来年、合唱団まいさんとの共演が実現する事になり、打ち上げに参加させて頂いたワタクシ、何人かの団員さんともお目にかかってご挨拶する事ができました。まいの皆さんはもちろん、そこにいる人たちは皆温かで穏やかで、いい人ばかりで居心地の良い時間でした。さてそろそろ失礼しようかという時に突然「じゃあ今日の感想を3分後に聞くのでよろしく!」と雨森さんからの無茶ぶり(苦笑)。全くそんなつもりで聴いていなくて焦りました。でも嘘をついても仕方ないので、「若くない人にも充分勉強になる、しかも楽しいコンサートでした。個人的に好きだったのはペンデレツキです。今後もこういうコンサートを続けて下さい。また聴きに来ますので。」とかなり貧弱なコメント。あぁ残念。しかし皆さんニコニコ聞いて下さいました。

初めてのサラマンカホールは、実に心地よい時を過ごした大好きな場所となりました。出演された皆様、いい時間をありがとうございます。本当にお疲れ様でした。


11日(金)昨日から夏みたい。

最近、日記の内容が自分自身の舞台や演奏会の感想ばかりになっていたので、ここらでちょっと違う感じにしてみたいと思います。

ワタクシは、幼い頃から父の影響でクラシック以外の音楽もよく聴きます。たとえば今これを書きながら、チェットベイカーという人のジャズを聴いています。彼はトランペッターであり、シンガーでもあります。ワタクシはもうずっと昔に何かの雑誌で彼の歌声が「中性的で色っぽい」とあったのを読んで、それは一体どんな声なのだろうかと気になって仕方なく、ある日CDを見つけて買ってみました。初めて聴いた彼の声は、シルキーというか柔らかくて、響きと息の混じり方が絶妙で、高音になっても自然で美しく、ものすごく好みの声でした。そのトランペットも、流れるような息づかいで実に自然です。話相手のいない、ゆったりと過ごせる一人の日のBGMにはぴったりだと思います。
という訳で、今日は夜に仕事に出かけるだけなワタクシ、この後もチェットに囁いてもらいながら、お気に入りの本など読んでみようと思います。


13日(日)今日から雨が続くらしい。

昨日、大阪狭山市のさやかホールまで、大阪府合唱祭のお母さん大会に出場するために出かけました。出番は最後から2番目だったのですが、練習場をおさえた時間がお昼前だったため、出番までの待ち時間が長い日でしたが、なかなかに面白い出来事の多い日となりました。

数年前からプログラムに時々気になる名前を見つけていました。その方はピアニストで、達者に弾かれるのはもちろん、弾き方がかっこよくて、でも品がよくて、バランスに気配りをされている感じで。昨日弾かれた信長さんの「悲しみの数」があまりに印象的で、「これは絶対に声をかけなければ!」と思って、勇気を出して声かけました。終演後の写真撮影が終わったところを見計らって。

「あのぉ、すみません、○○先生。人違いだったらごめんなさい。昔、帝塚山の遠藤先生の所で教えてらっしゃいませんでしたか?」
「教えてましたよ。」
「やっぱり!私、今はヒラバヤシになったんですけど、旧姓シミズです。覚えてらっしゃいますか?」
「あ、覚えてる。中学生くらいだったよね?」

なんと!間違いなく、ワタクシが中学時代にお世話になったピアノの先生だったのです!もっと早く声をかければ良かった!間近で見た先生は当時とお変わりなく美しくて、話す声は当時のレッスンを思い出すようなほろ苦さを含んでいて(怒られたりもしましたからねぇ。。)。隣で話を聞いてらした団員さんが、また4月のめっせに歌いに来て下さっていたらしく、ワタクシがそこで弾いていた事を先生に説明して下さっていました。こういう機会に再会を果たせるなんて、本当に感激です。

その話には続きがあるのです。さっきこんな再会があったんですよ、とサクレの団員Yさんに話していたら、その方が「その先生、Iさん(サクレの団員さん)のイトコさんだと思う。たしか。」とおっしゃって、Iさんに確認。たしかに○○先生とIさんはイトコらしい。なんですか、この繋がり方。繋がりすぎて、訳がわかりません。。

肝心の演奏ですが、今のサクレの一番いい演奏にはなったと思います。課題はまだあるけれど、踏まえて次に生かしましょう。去年全国大会に出場させて頂いたので今回は出場の権利はありませんが、おかげさまで優秀団体に選ばれました。ワタクシとしては、何か印象に残るいい演奏になれば、と心がけているつもりなので、そうして選ばれる事はやはり嬉しいですね。励みになります。まだ少し楽譜の読みの甘い所があるので、夏にはその辺り必ず克服いたしましょう!ひとまずお疲れ様でした。


28日(月)朝起きたら明るかった。洗濯物干そう!

おとといは大阪府合唱祭でクリトメリアとゆきやなぎの伴奏、昨日は同志社大学混声合唱団こまくさと京都大学音楽研究会ハイマート合唱団のジョイントコンサートの合同ステージで千原英喜さんの「みやこわすれ」(女声合同)と信長貴富さんの「くちびるに歌を」の伴奏を弾いてきました。個人的には、この「くちびるに歌を」の終曲に出てくるアカペラの部分、しかも冒頭ではなく曲の後半に出てくるアカペラの箇所が一番大好きで、毎回グッときます。歌い手さんたちは最後の盛り上がりが好きなんでしょうか。いつかそのあたりの事を聞いてみたいけど。

これからしばらくは週末が本番でつぶれてしまいますが、これは本当にピアノ弾き冥利に尽きる訳で、ありがたい事だなと実感しています。まだまだ研究、そして試練の道は続きます。でもひとつひとつの演奏の機会が愛おしい。たとえ曲が長かろうと短かろうと、それが練習であろうと。今後もワタクシは本気度120%でいく所存です。

昨日のジョイントコンサートが終わった後、打ち上げを乾杯と最初の挨拶だけで失礼し、同じく京都で開催されていた東西四連を聴きに行きました。合同ステージの曲が、ワタクシが去年初演させて頂いた松本望さん作曲の「天使のいる構図」だったからです。客観的に聴く機会はそうそうないと判断したので、ジョイントでご一緒した皆さんにはごめんなさいでしたが、中座して行かせて頂けた事を心から感謝しています。近々混声版に編曲もされるそうなので、大人数の混声でジョイントを計画中の皆さん、合同の候補曲にいかがでしょうか。
ただし、かなり骨のある難曲なので、ピアニストも含めて四苦八苦は避けられないと思いますが。。

翌月(2010年7月)の独り言はこちら

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