2011年12月の独り言

2日(金)どんよりしたお天気。少し冷えてます。

結構ね、いろんな忘れ物します。持ってくのを忘れるし、持って帰るのを忘れる。昔からそう。注射の前の問診票だとか、提出用の雑巾とか。
買い物してお金払って、品物を持たずにお店を出てしまい、後ろから店員さんが品物を持って走って追いかけてくれた、なんていう変形サザエさんみたいな事も。

最近持ってくのを忘れたのはスリッパ。練習場が土足厳禁だと必須なんですね。あと、カバン変えると歯ブラシを入れ換えるのを忘れる。そのたび買ったりするから、この二品はたーくさん持ってます(苦笑)。もうカバンの中に最初からそれぞれひとつずつ入れといた方がいいじゃんっていうね。
この前は、東京のホテルに携帯の充電器を置いてきた。
その前は、練習場のピアノの上に買ったばかりのシャーペンを置き去り。
先日の演奏会では、いずみホールに楽譜を置いたまま気づかず帰ってきちゃいました。別の人のところにまとめられていたようで、そのまま預かって下さってたので助かりましたけど。終わるとホッとして気が抜けるんですかねぇ。

そう言えば結婚したての頃、ピアノ弾くのに指輪外して、そのまま練習場のピアノの中に忘れてきた事がありました。すぐに連絡して見つかったんだけど、かなりヒヤッとしたので、それ以来外さずに弾くようにしてたんです。だけど、最近指を広げるタイプの曲が多くて、ちょっと弾きづらいので、外したりしてます。私が時々下げてる革のペンダント。あれ、中に小さい物が入るようになってるんですけど、弾く間に指輪入れとくのにちょうどいいんですよねぇ。毎回それを下げてれば問題ないんですけども。

実は青森に行く前日に同グリの練習がありまして、そのペンダントをしていたので指輪を外して入れておいたんですが、練習後はめるのを忘れて帰宅。まぁ時々あるんです。そのままバタバタと荷造りなどして就寝。
で、翌日違う服装でそのペンダントはせず、結局外した事に気づかないまま青森に出発してしまいました。新幹線でふと左手を見て自分でビックリ仰天!最初はどこかに落っことしたかと思って冷や汗が出ました。で、気づく。
「ペンダントの中に指輪忘れた!!」
まぁ、さすがに外したりはめたりするのも面倒なくらい弾きまくらなきゃだったし、青森に忘れると絶望的な気もするので、最初は指輪をはめてないのが心もとない感じだったけど、
「なくさない安心感の方が勝る!」
と切り替えて過ごす事にしました。

そういう事もあって、ダンナくんは、
「仕事柄、もう外して過ごした方がええんとちゃうか?」
と言ってくれたんですが、なんかね、最初に悩んだ時に
「はめる!」
と決めた以上ははめていこうかな、と。

で、来年二月で丸10年でございやす。
左手の薬指の付け根は、指輪を外すと跡が残って少し細くなってます。
これからも相変わらず忘れ物チャンピオンなのでしょうけど、はめてなくて心もとなかったあの感覚は忘れないように、と思います。


16日(金)冷え込んでいます。関西でも最高気温10℃いかないらしい。。

街はクリスマスムードが高まっていますね。今年は暖かい時期が長かったので、寒くなった途端にクリスマスだ、年の瀬だ、と気忙しくスピードアップしたような気がします。

今日、実は甥っ子ハルトくんが1歳になります。
表情豊かになってきました。お父ちゃんに相手にしてもらえずブー。

お風呂上がりにご機嫌。

いやに貫禄のあるどっしりとした姿で舌ペロリ。

いろいろな事が起こるけど、元気で大きくなってほしいなぁ。

さて、知オバさんはと言えば、この23日に今年最後で気合いひとしおの演奏会を控えております。場所は東京の第一生命ホール。その翌日は父さんの命日。きっとホールのどこかで聴いてくれている事でしょう。今もしまだ生きていたら、いろんな場所での演奏会を追いかけて聴きに来てくれたのかなぁ。今年も本当にいろんな所へ弾きに行きました。呼んで下さった皆様、ありがとうございました。来年もいろんな所へ出かけます。人、音楽、心動くいろんな出来事とまた新しく出会えるのを楽しみにしながら歩き続けていこうと思います。


25日(日)冷たい風が強く吹いています。寒すぎ。

一昨日、東京にてCANTUS ANIMAEとの演奏会を終えました。連休の初日、しかも寒い日なのにもかかわらず、たくさんのお客様に恵まれて、温かな雰囲気の中過ごす事ができました。
演奏会としては今回初共演でしたけれど、コンクールで共演を重ねていたので、もうすっかり団員さんたちとも仲良くしてもらいながら、アンサンブルも楽しく、伸び伸びと弾かせてもらいました。伸び伸びしすぎて「あらら」な箇所も多々ありましたが(スビバセン)、自称「前のめりピアニスト」としては、最後まで全速力だった結果、間違いなく前傾姿勢で倒れ込んだ(←ダメじゃん)感じなのであります。PreludeからCapriccioへの間をみんなで感じられた事、その「天使のいる構図」の松本望さんと演奏を通して出会えた事、マルタンを舞台袖で聴きながら本気で「一緒に歌いたいなぁ」と思った事、コンクールで歌った「どんぐりのコマ」をまた歌えた事、アンコールのマドリガルが本当に心地よかった事、あの一日に一生忘れられないだろう瞬間がたくさん生まれました。
ワタクシは、コンクールや演奏会までの皆さんとの練習の時間が本当に幸せでした。うまくいかなくてもどかしい思いをした事でさえ、今は懐かしく愛おしく思えます。Monthly Consert(月一回、その日に練習をして最後にコンサートで歌うつもりで仕上げるという事をやっています)でブルックナーやハイドンなどを取り上げた事も非常に勉強になりました。実際今やっているレパートリーでなくても、ためになる事は山ほどあるのだと実感。来年のMCは一月にモーツァルトの「Vesperae」から始まります。楽しみです。
共演した皆様、スタッフとして支えて下さった方々、聴きに駆けつけて下さった皆様、遠くから声援を送ってくれた知り合いや家族、皆々様に感謝したいと思います。次回CA演奏会は2012年8月11日、ワタクシもまたイッチョカミする予定です。さぁ皆様、是非今からスケジュール帳に書き込みを!

翌月(2012年1月)の独り言はこちら

過去の独り言 目次はこちら

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