2011年4月の独り言 |
3日(日)くもり。寒い日。 昨日は、ゆきやなぎの30周年記念演奏会でした。 本番までもう一ヶ月をきった頃にあの震災が起きて、いろんな事を考える時間をもらった気がします。その中で、30年の積み重ね、30年の出会いや別れ、いろんな思いが去来する事があって、当日会場にお客様がたくさんお見えになっている様子を見たら、本当に胸が熱くなりました。 リハーサルではホールの響きに馴染むのに少し時間がかかったような感じでしたが、本番は緊張しつつも実にいい響きでいい表情で、ワタクシ実は心の中で何度もガッツポーズ(笑)。木下作品では、女声独特の優しさや可愛らしさを言葉や音の扱いにしのばせて歌いましたね。メンデルスゾーンのドイツ語も、本番が一番うまくいったんじゃないかなぁ。ギリギリまで結構粘り強くやりましたもんね。3ステはとにかく生き生きと楽しく、なんかちょっとハプニング的な事もあったけど、それもご愛嬌ですよね。信長作品は、実は一番ヤバイ箇所がいろいろあった訳ですが、これも本番が一番良かった。中でも「影を慕いて」は絶品だったと思う。譜読みの時から絶品になる予感がプンプンしていましたが(笑)、ずっとそうだった。いつ歌っても心がくっついてた、というか。 打ち上げも楽しかったですね。充実感と身体の芯がくたびれた感じと(笑)ちょっと名残惜しいような気持ちが混ざってて。でも乾杯で頂いたビールの一口目が格別だった! 打ち上げで団員さんと。かなりご機嫌です。 残念ながら、今回を最後に団を去る方がいらっしゃいますが、これからも「ゆきやなぎ名誉団員」みたいにいて下さると嬉しいな。心強いものです、そういう存在は。 明けて今日は第一回「20世紀の名曲を歌う会」でした。当日飛び込みで参加申し込みに来られた方もいらして、なかなかの人数で「筑後川」と「海の詩」を練習。これが、初顔合わせの混声合唱と思えないほどいい感じに溶け合って、指導の雨森先生も喜んでらっしゃいました。朝から始まった練習は充実していて、夕方まであっという間でした。第二回(5/1)が実に楽しみです。次回以降参加される方は、20世紀の名曲の会のHPに今日の練習内容などUPされるとの事なので、要チェックでお願いします。参加を迷っているそこのアナタ!是非ご参加下さい!後悔させません(笑)! 今、昨日の本番疲れと今日の練習の疲れが一気にドドーッと押し寄せておりますが(苦笑)、気持ちの高まりのままに日記を更新した次第です! さて、明日はまた岐阜で女声合唱の練習です。夏に演奏する信長さんの作品(女声版初演)の練習です。古き良き名作と新作を並行して練習できるなんて、大変だけどやりがいがあるし、本当にさすらいのピアノ弾き冥利に尽きます。ハイ。 さて、ここで演奏会情報をひとつ。 このたびの東日本大震災へのお見舞いとして、通崎睦美さんと木琴コンサートでご一緒する事になりました。4/15(金)京都芸術センター講堂にて19時開演です。入場は無料です。聴いて下さって、もし「いいな」と思われたら、義援金をお願いする形になります。頂いた義援金は全額募金させて頂きます。コンサートの申し込み方法、義援金の送付先などについては、詳しい事がわかり次第お知らせいたしますので、詳しい情報は今しばらくお待ち下さいね。 6日(水)晴れ!花粉がすごく飛散しています。。ブシュンッ!! 前回の日記の最後に触れましたが、通崎さんとの木琴コンサートについて詳細をお知らせします。 電話予約と問い合わせは、都合により7日から受付ですが、メールによる先行予約をスタートしました。入場は無料ですが、整理番号が必要です。必ず事前にご予約ください。 通崎睦美木琴コンサート 通崎睦美(木琴) 平林知子(ピアノ) 2011年4月15日(金)18時半開場 19時開演 京都芸術センター 講堂 お申し込み・お問い合わせ (株)ジェイ・スピリット メール info@j-spirit.com(受付中) 電話 075-255-4743(7日受付開始) 受付時間11時−18時(12日は休み) お申し込みの際にお名前、人数、御連絡先をお知らせください。整理番号をお伝えいたします。 コンサートに寄せた通崎さんのメッセージです。 ・・・3月11日の東日本大震災。ここ京都では、直接的な被害はありませんでしたが、連日報道される被災地の状況に、心が沈む毎日です。そんな中、皆で集い楽しいひとときを過ごせればと、コンサートを企画致しました。昭和6年に改築され今に生きる京都芸術センター(旧明倫小学校)で、昭和10年製、往年の名木琴奏者平岡養一が愛用した木琴の音色を。ピアノは大正時代、明倫学区の御有志によりこの小学校に寄贈された「ペトロフ」です。しばし、ほっこりとしていただき、そんな気分を「義援金」として被災地にお届けできればと思っております。みなさんのご来場をお待ちしております。 通崎睦美 18日(月)日付が変わったばかりの夜中。ナチュラルハイで眠れないぜっ! 先日の通崎さんとのコンサートは、急に開催を決めて告知をしたにもかかわらず、大勢の方におこし頂き、本当に感謝感激でした。京都芸術センターのペトロフのピアノの音は、懐かしく品の良い風合いがあり、木琴と実に良く合いました。お蔭様で義援金は計563,861円集まり、これは全額京都新聞社を通じて被災地に送らせて頂きます。ご協力、本当にありがとうございました。 明けて昨日今日の二日間は「第二回コーラスめっせ」でいずみホールに常駐しておりました。今回ワタクシは「世界の歌コンサート」にて、こぉるふらうゑんとコールブリランテのそれぞれ単独ステージに出演、千原英喜さん編曲の「女声デュエットで歌おうモーツァルトのレクイエム」で、伊東恵司さんと組んで講習会をした後「新しく生まれた曲のコンサート」に出演、三善晃さん作曲「麦藁帽子」と「雪の窓辺で」二曲で、藤井宏樹さんと組んで講習会をした後「さくやこのはなコンサート」に出演。毎度ながら反省点は多々あるのですが(苦笑)、本当に楽しく忘れられない時間になりました。 昨日も今日も終演後の交流会に参加、楽しく飲んだりお話したりして過ごしました。いろんな方と新たに知り合えたり、藤井先生とは再びの貴重な共演機会だったり(またさらにファンになっちゃった!!)、ワタクシにとってまた大切な場となりました。あ、しまった!うっかり最初から飛ばして飲んじゃって、写真とか撮るの全く忘れてた。。残念無念。。 ご来場下さった皆様、ありがとうございました。またご意見ご感想などお聞かせ下さい。いずみホール&TWIN21常駐スタッフの皆さん、二日間本当にお世話になりました。コーラスめっせ実行委員の皆さん、弾く事以外何もお手伝いできないでいるワタクシですが、仲間でいさせて下さってありがとうございます。皆さんを尊敬します。今回、急遽お願いしたにもかかわらず譜めくりを引き受けてくれたOさん、Kさん本当に助かりました。 さ、今回の楽しい記憶を胸に、明日から気分一新、切り替えていきます! |